2011年6月20日月曜日

テニスにおける心理学〜テニスレベルと時間的思考範囲

今回は心理学(?)です。難解なサブタイトルになってしまいましたがそんなに難しい話ではありません。ご存知のとおり、テニスはネット越しに対峙する敵とボールを打ちあうスポーツです。

ネットは自陣と敵陣との境界線で敵から打たれたボールはネットを越してくると打ち返す、もしくはアウトボールと判断する義務が生じます。自陣の境界を越せない(ネット)か敵陣内にボールが入らない(アウト)と相手のポイントになります。なので同じミスでもネットミスとアウトミスでは全く意味合いが違ってきます。
ポイントを積み重ねてゲームを獲得しゲームを積み重ねてセットを獲得していきます。通常は6ゲームを獲得すると1セットになります。プロの試合などは3セットマッチ(2セット先取り)や5セットマッチ(3セット先取り)です。これまであまり意識することなかったのですが近年、何人かプロを目指していた方々とテニスしたり交流したりするチャンスに恵まれ、その方たちとお話しするうちに気づいたことがあります。それがテニスのレベルと時間的思考範囲の広さは比例するということです。
初心者の時って試合のことはもとよりポイントを考えることもないですよね。ひたすらラケットをボールに当てる瞬間、その一瞬のみのことしか考えられないのです。それが初級者、中級者とレベルが上がってくるとそのポイントを如何にしてとるかを考えるようになります。そしてさらに上級者になってくるとそのゲームを、さらに上のレベルになるとそのセットを、その試合を、その大会をという風に時間的範囲が拡がっていきます。その範囲が拡がれば拡がるほど組み立てとか流れというものを考えられるようになります。・・・なんて偉そうなことを書いていますが自分自身はやっとゲームの中を考えることが出来るようになりセットの中の組み立てを模索しているような段階ですが。
きっとフェデラーやナダルはツアーの中での組み立てや自分のテニスキャリアを通してどうするかというとこまで考えているのでしょうね。
いろんなレベルの人が一緒に楽しめるのもテニスの魅力ですね

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