2011年6月25日土曜日

泳ぐカメラ

テレビのニュースでもやってましたが日本の企業と大阪医大のグループが自分で胃や腸の中を泳いでいくカメラを開発したとか

Youtube"大阪医大などが「泳ぐ内視鏡」を開発"

動画を見るとカプセル型のカメラのお尻にひれがついててそれが上下に動いて自泳するみたいでその名も”マーメイド”
でも泳ぐ姿は人魚というよりは出目金??
まだまだ実験段階とのことですがカプセル内視鏡が世に発表されてから比較的早い段階で臨床応用が始まったので安全性が確認されたらこちらも早いかもしれませんね。胃カメラの歴史って僕も詳しくは知りませんが昔々はそれこそ大道芸人が刀を呑むがごとく、金属製のカメラを呑ませていたという話も聞きます。僕が医者になった頃はすでに現在のような軟性鏡と呼ばれるものになっていましたがテレビモニターに映像が映る電子スコープが出始めた頃のようで画像の保存は専用のフィルムでした。その後、軟性鏡の細径化が始まり、現在当院でも使用しているような鼻からの検査も可能な細径のファイバーも登場するようになりました。画像の保存もIT化が進み、デジタルで保存できるようになりました。そしてカプセル内視鏡、自泳式カプセル内視鏡と日進月歩していますね。昔の映画”ミクロの決死隊”までは行きませんが”マクロの決死隊”くらいのレベルになりつつありますね。でもこれを使う側の僕たちも日々アップデートしないといけないのでしょうがこの進歩について行くのには相当の勉強と相当のコストと時間が必要でしょうね。
当分はこれで頑張ります(汗)

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