2011年5月23日月曜日

テルテル供養

大学のOB会と同じくこの季節の年中行事のひとつです。
数年前のこの季節、お世話になっていた方がこの世を去られました。
その人と出会ったお陰で趣味を共にする多くの仲間たちに出会うことができました。今もあの最高に素敵で最高に厄介なやつ

と共に過ごせているのも彼のせい、もとい彼のお陰だと思っています。
わが愛車の後ろに光るスキンヘッド、在りし日のあの人です。
彼がいるイベントは不思議と晴天でした。

そんな彼は自転車の耐久レース中、心臓破りの坂のてっぺんで帰らぬ人となりました。この季節、その地に志士が集い、在りし日の彼を偲びます。
テルテル坊主のようだったあの人の供養の日は毎年、不思議なほど雨です。
今年も例年に違わず、朝から土砂降りの雨でした。でも、僕たちのことを思ってくれたのか集合時間の午後2時には雨は上がってました。
駐車場にクルマを止め、集まった仲間たちと四方山話をしながらあの人が自転車で駆けた坂を上がって行きました。クルマ仲間の和尚さんの読経が新緑の山々に響き渡ります。

お焼香の香りに緑の匂い、雨上がりのアスファルトから沸き立つ匂い、お供えにと撒いた彼が好きだったビールの香りが渾然となり彼のもとへと立ち上って行きます。ようやく彼に届いたのでしょうか、読経の途中からは日射しが戻り、青空も見えだしました。
少しあちらに行ってしまうのが早過ぎたと思いますがあちらでも相変わらずみたいですね。結婚したり子どもが大きくなったり、引っ越したりでみな、生活環境が変化して以前ほど会うことが減った仲間たちと来年もまた来ます。なので来年は出来たら抜けるような青空をひとつお願い致します・・・(笑)

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